「激動な時代をサバイブする」生き抜くための仕事と転職のルール

「激動な時代をサバイブする」生き抜くための仕事と転職のルール

激動する時代をサバイブするための、もっとも「現実的」な方法


海外だと転職することはもはや当たり前です。にも関わらず日本では、好きでもない職場で働き、我慢したままでその現状を変えられないと思っている人は多いのが現実です。

もちろん、終身雇用も崩壊し、働き方がフレキシブルになっています。新しい働き方、雇用がどんどん生まれるでしょう。


今回紹介する書籍は、尾原 和啓さんのどこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール』です。

著者の尾原さんは、これまで12回の転職をされています。

 

本書のタイトル「どこでも誰とでも働ける」には、2つの意味があります。 1つは、 ① どんな職場で働いたとしても、周囲から評価される人材になる ということ。そしてもう1つは、 ② 世界中のどこでも、好きな場所にいながら、気の合う人と巡り会って働ける ということです。

 

 

 

 

目次

 

  1. 自分からギブすること

  2. 自分がもつ知識はできる限りオープンにする

  3. 純粋想起をとれば、仕事がやってくる

  4. 「始まりの場所」にいる

 

 

 

 

 

自分からギブすること


インターネット化した社会では、会社から一方的に命令される関係と違って、もっと生き生きと働くことができます。


とはいえ、他の人から必要な情報をシェアしてもらうには、まず自分から姿勢が欠かせません。当たり前ですが、なんでも「くれくれ」とねだってばかりの人や、何かしてもらったのに何も返さない人に対しては、知識や成果をシェアしようとは思わないですよね。


一般的には、「ギブ&テイク」の考えが主流ですが、尾原さんは、「ギブギブギブギブギブ&ギブ」でちょうど良いと言います。

自分の持っているスキルを惜しげもなく提供することで、新しい経験を仕入れることができると考えているからのようです。


自分からギブし続けることは、いつの時代も最強の戦略ではないでしょうか?

もしあなたが新しい職場に馴染みにくいと感じるとしたら、それは自分で勝手に「壁」をつくっているだけではないでしょうか。その「壁」を壊すのは簡単です。 ひたすら相手のためになることをギブし続けること。 これさえできれば、本当に「どこでも誰とでも」働けます。



最初は小さなものからスタートしても、どんどんギブしていくだけで成長が加速していきます。まさに、「わらしべ長者」の世界です。


自分を成長させるギブの「わらしべ長者」は、 直接的な見返り(金銭) を求めないことがうまくいくコツ です。直接的な見返りがなくても、もっと大きな見返り(経験、スキル、人望、ブランド) を手に入れることができるのです。

 

 

 

自分がもつ知識はできる限りオープンにする


誰にとっても、もっともギブしやすく、また受け取りやすいのが「知識」です。


昔は、知識を自分のものだけにして、こっそり出し抜いてやるというやり方で一定の成果をあげることができたかもしれません。しかし、現代はインターネットで調べれば、たいていの情報は手に入ります。

ですから、自分が隠していても誰かに先にやられてしまう可能性が非常に高いのです。

自分のもつ知識をオープンにすると、「旗を立てる」という効果もあります。 要するに、最初にそれを言った人というふうに、まわりの人が認知してくれる。最初に言ったということ自体がブランドだし、旗を立てたところには、それに関心がある人たちや情報がどんどん集まってきます。


誰かにとって価値のある情報を後悔していれば、それが信用・信頼になり、どんどん貯金が貯まっていきます。SNSを使っていれば、フォロワーというのが増えるので数字でもわかるでしょう。

結局、 知識や情報は隠すよりもオープンにしたほうが自分のためにもなり、他の人からも信頼されるから、圧倒的に得なのです。


壁を作らず、他者からの信頼を蓄積するようにしましょう。人とのつながりを忘れてはいけませんよ。

 

 

 

純粋想起をとれば、仕事がやってくる

 

純粋想起とは、ブランド名の浸透度などを調査する際の定義のひとつ。 純粋想起とは、製品カテゴリー等の手がかりが与えられたときに特定のブランドを思い起こせること。 想起とは「思い出すこと」を意味する。

                      マーケティング用語集Wiki



たとえば、「バンドエイド」はジョンソン&ジョンソンの登録商標であり、「絆創膏」というジャンルの一商品です。しかし、「絆創膏=バンドエイド」となっていて、バンドエイドが「絆創膏」というジャンルの代表というわけです。

他には、リクルートの「ゼクシィ」も、ジャンルの言葉を上回るブランド力を誇っています。結婚をする人は初めてする人が多いので、たくさん準備が必要な中で何からすればいいのかわかっていません。そこで「ゼクシィ」と検索すると、結婚にまつわる全てを教えてくれるのです。


なんと、今でも「ゼクシィ」は、結婚を検討しているカップルの96%が選択する雑誌なんだとか。結婚といえば、「ゼクシィ」と思い浮かべる人が9割以上いるのです。

こうした状態がまさに、「純粋想起」です。

純粋想起の最強の形は、検索のことを「ググる」と言うように、動詞になることです。



動詞になるのは難しいかもしれませんが、「何々」と言ったら、「〇〇さん」という純粋想起はできなくないはずです。そうなれば、鬼に金棒ですよね。

 

 

 

「始まりの場所」にいる


尾原さんは、「業界の屯田兵」と呼ばれているようです。まだあまり人が足を踏み入れていない未開拓なところに飛んでいって、真っ先に体感するのです。そして、それをみんなに紹介するいうことです。

なぜ、こうした屯田兵な生き方をしているのかと言うと、「始まりの場所」にいる大切さが身にしみてわかっているからなんだとか。

自分の強みをつくったり、自分を成長させたりするときに、いちばん簡単なのは、何かが始まる場所にいることです。



もう何十年も続いているようなビジネスには、ベテランがたくさんいるでしょう。しかし、始まりの場所では、みんなが一斉にスタートラインに並ぶので、簡単にその道のプロとしてポジションを築くことが可能になります。


人類の成長は「刺激×フィードバック」で決まる


これが、著者の尾原さんの考える方程式です。従来とは違う場所に思い切って飛び込めば、新たな刺激を受けて一気に成長することができるでしょう。

つまり、いちばん手っ取り早いのは、業界がこれから大きく成長する始まりの場所にいることです。


就職先や転職先を選ぶときも、古くからある伝統的な会社なのか、今ピークにある会社なのか、それともこれから先伸びそうな会社なのか、ということに重点を置いてみるのもいいかもしれません。


 

 

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