従来のSNSはそろそろ終わるかも。あたらな可能性を秘める「フィナンシェ 」の描く未来とは!?
いま流行っているFacebookやTwitter、インスタなどのSNSは、基本的に「承認欲求を満たす」ことがベースになっています。
とくにInstagramは、若者の間で昨今、大流行しましたが、承認欲求を満たすことでしかないかと思います。
自分を偽ってまで加工して何がいいのか僕にはよくわかりません。国光さんも以下のようにいっています。
特にインスタは、ただ「いいね」をほしいがために「フェイクの生活」を送って「フェイクの写真」をわざわざ撮るわけです。みんなからの「いいね」をもらうことを目的にすると、どこかのタイミングで疲れてきます。
国光宏尚さんがつくった新しい時代のSNSについて紹介します。またこの記事は、国光さんのNote「僕はインスタやFacebookがそろそろ終わると思っている」の内容を感想・まとめたものになります。
目次
「個人」がリスクを取って挑戦する仕組みがない
産業革命時代、もっと大きな発明というのが「株式会社」だと、国光さんは言います。株式会社は今や当たり前で、深く考えたことはありませんでした。
株式会社ができる前は「事業を始めよう」と思っても、銀行にお金を借りるしかありませんでしたよね。たとえば親が金持ちだったりしないとビジネスすら始められなかった時代です。
でも今はどうでしょう。株式会社ができたことで、「夢」に賛同してくれる人を集めて、リスクをとったチャレンジができるようになったのです。よく考えると、素晴らしい仕組みですね。
しかし、これは法人の場合です。個人ではどうでしょう。
最近なら、クラウドファンディングやサブスクリプションなど、個人でもできる仕組みが徐々に増えてきています。でもまだまだですよね。家入さんのCAMPFIREもオーナーズという融資機能も追加されました。
このようにお金がなくても、夢や目標など、やりたいことができる世の中になることは非常に良いことですよね。
ぼくらが「新時代のSNS」でやりたいことは「個人が、自分の夢やビジョンに賛同する人を集めて、リスクをとった挑戦ができるようになる」ことです。そうすることで、「会社」という仕組みではできない、新しいイノベーションが起こってくるのではないかと思うのです。
「消費者」から「ファン」へ
さらに、ここ何年間で、消費者の形も変わってきたと言います。
もともとは、ただの「コンシューマー(消費するだけの人)」だったのが、プロシューマー(生産に関わる人)へと変わっていったのだとか。
そして今は、「ファンエコノミー」が最も重要なようです。消費者を「ファン」として巻き込んでいって成長していく。そこがすごく重要だと言われています。
ですからストーリーやプロセスといったものを伝えることが非常に重要になってくるでしょう。
ただし現状のファンエコノミーには、大きな欠点があるようです。それは初期から応援しているファンにメリットがないことだと言います。スタートアップ投資だって、芸能人の応援だって、初期から支援してくれた人に対する見返りはないですよね。
しかし、逆を言えば、大きな加速を生む可能性があります。ここに国光さんは大きな可能性を見出しているようです。
夢がみんなの「共有財産」になる世界へ
国光さんが考えているのは、みんなで夢を実現する世界を実現することだと言います。そのためにSNSが「フィナンシェ」というものです。
自分の夢をかなえたい人と、他人の夢を応援したい人。その「夢」がみんなの「共有財産」になる。カーシェアやルームシェアならぬ「ドリームシェアリングサービス」なのです。
夢をシェアするというのは、なんだかワクワクしますね。従来のファン(消費者)との関係から、対等のWin-Winの関係を作ろうとしているのではないでしょうか?
「夢を持つ人」と「ファン」がこの「フィナンシェ」というコミュニティで出会って、夢の実現に向けて一緒に歩んでいく。夢をかなえる人も、支援する人も、「夢」というものをみんなの共有財産として、一緒に豊かになっていける。そういう「ファンエコノミー」のプラットフォームです。
今の関係はどうしても、搾取していると言われてもしょうがないことだと思います。特にアイドルなんてそうですよね。最悪の形が、ホストやキャバクラだと僕は思っています。明らかに搾取されていますよね。対等ではないはずです。
これからは「信用」というのが大きなキーであることは間違いないと予想できます。
ともに夢をかなえる「フィナンシェ」の仕組み
「フィナンシェ」はいってみれば、ファンのマネジメントをするツールだと言うのです。
僕が面白いと思ったのは以下の点です。
支援してくれた人に対して「いいね」をします。しかもその「いいね」は、ただの「いいね」じゃなくて「トークン」になっているのです。ここでは最新のブロックチェーンの技術が裏で動いています。
この点も従来のSNSとは大きく違いますね。また、早期に参加するほど、インセンティブがあるようです。
たとえば人気が出てからだと、ファンが1万人くらいいるから「いいね」はもらいにくいでしょう。でもこれが10人くらいであれば、すぐにもらえますし、初期に入ったほうが安い場合が多い。初期に応援すればするほど、インセンティブがある設計なのです。
これまでのサブスクリプションモデルやファンクラブといったものは、対等ではなかったはずです。また、初期から応援してくれている方のメリットもなかったはずです。
「フィナンシェ」がうまくいくかはわかりませんが、とても興味深くて、個人的には注目していきたいと思います。クラウドファンディングやオンラインサロンの良いところが合わさったようなものかとも思っています。
最近では3億円集めたことでも話題になっていましたね。さらにアドバイザーには本田圭佑さんが就任したみたいです。
最後に国光さんの描いていることを紹介して終わりにします。
誰かの「自己実現」を軸にして、「善意」によって世界が回る。ぼくはこの「フィナンシェ」を通じて、そんな未来を実現させたいと考えているのです。