見栄を張って、お金持ちを演じるのは、ただ自分の首を締めるだけ
月の生活費が7万円だというミニマリストしぶさん。
最近、原点に帰ってものを減らそうとするミニマルな考え方が、流行してきています。しかも日本ならず、海外でもこんまり(近藤 麻理恵)さんの活躍もあって、世界中に浸透してきています。
そんなミニマリストが語る生活水準を上げない方がいい理由とは一体?
この記事は、ミニマリストしぶさんのYouTube動画『生活水準を上げないほうがいい3つの理由』について感想・まとめた内容となっています。
目次
嫌なことをしないで済む
生活水準を上げないほうが良いもっとも大事な理由が、「嫌なことをしないで済む」ことだと言います。
これを詳しく見ていきましょう。
生活水準が上がるということは、それだけ、広い家に住んだり、美味しいものを食べたりと、贅沢をする分、生きるために必要なお金がどんどん出ていきます。
もちろん、そんな生活をまかなうためには、たくさん労働し、時間を売り切りしなければいけません。
この流れは非常に良くありません。どこかで止めてあげないと、稼ぐお金が増えたとしても、結局何かに使ってしまって潤うことはありません。これでは意味がありませんよね。
よく言われるラットレースから抜け出せない状況になってしまいます。ですから、生活水準は上げないほうが良いのです。
生活水準が高いせいでやめられない理由を作ってしまう
仮に会社を辞めたくても、家賃が高くて辞められない。住宅ローン・車のローンがあるから会社なんて辞められない。
などなど、生活水準を下げれば解決できる話ではないですか?
生活水準が高いことは、足枷のようになっているかもしれません。
人生で1番大事なのって、やりたいことをやる人生よりも、いつでも辞めたいときに辞められる人生のほうが幸せだと思うんですね。
この言葉がすごく的を得ていると思います。
最近では、自由に働くというライフスタイルが人気で注目を浴びています。この勢いはこれからさらに加速すると僕は予想しています。
お金のために働くのはかっこ悪いかもしれません。もっと自由に働いてこそ、自分の人生ですよね。
一定の水準を超えたら、それ以上お金を使っても意味ない
2つめが、「一定の水準を超えたら、それ以上お金を使っても大して変わらない」ということです。
現在、しぶさんは、4畳半の2万円の部屋に住んでいるみたいで、これ以上広い部屋に住みたいという欲はないと言います。
立って半畳、寝て1畳、飯を食っても2畳半
という言葉があるように、4畳半に住もうが、大豪邸に住もうが、結局やることは大して変わらない。というのがしぶさんの考えです。
基本的にやることは、ご飯食べて、仕事して、寝ることですよね。
どんなものもある程度の水準を越えたら、それ以上は大差がない
生活水準を上げようとすればキリがありません。上には上がいますからね。青天井なんです。収入が青天井に上がっていくのは素晴らしく良いことですが、贅沢ばかりはそうはいきません。
そしてこれは、次に紹介する最後の理由にもつながっていきます。
幸せの感度が上がる
人間って贅沢にはすぐに慣れるけど、貧乏になれるのは超むずかしい
だからこそ生活水準をむやみにあげない方が良いのです。さらに生活水準を低く保っておくことでどんなことにも幸せを感じやすくなる、としぶさんは言います。
普段の生活が質素だからこそ、旅行に行ったときや、外でご飯を食べたときにすごく幸せを感じるんだとか。まさにしぶさんのライフスタイルですよね。
「舌が肥えるとメシが不味くなる」
ご飯だってそうです。毎日高級レストランで食事をしていては、少し価格帯を落としただけで、不味いと感じてしまいます。これでは小さな幸せも無くなってしまいます。
同じようなことを、ウォーレン・バフェットさんも言っています。ウォーレン・バフェットといえば、投資の神様と呼ばれるほどに、投資で成功し、巨額の富を持った資産家でもあります。そんな彼でさえ次のような言葉を残しています。
私はすでに必要なものはすべてもっている。だからこれ以上はいらない。一定のレベルに達したら、それ以上の違いはないよね。
生活水準を上げない方が良いことがわかったかと思います。日本人が幸福を感じにくい理由のひとつかもしれません。
生活水準を上げて苦しい思いをする前に、今一度考えてみてはいかがでしょうか?