【 上司1年生の教科書 】指示待ち人間でなく、優秀な部下を育てる方法

【 上司1年生の教科書 】指示待ち人間でなく、優秀な部下を育てる方法

「指示待ち部下」から
「ほっといても成果を上げる部下」に育てる
「教えない」育成塾!


なぜ人は指示待ち人間になってしまうのだろうか?
自分から意欲を持ち、自分で考え、行動する人間にどうしたらなるのだろう?


そんな悩みを解決してくれるのが、
本書自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書』の魅力です。


今回は、第2章にある
上司の非常識な6つの教訓について紹介します。



 

目次

 

  1. 部下ができたら楽になると思うなかれ

  2. 上司は部下よりも無能で構わない

  3. 威厳はなくて構わない

  4. 部下に答えを教えるなかれ

  5. 部下のモチベーションを上げようとするなかれ

  6. 部下を指示なしで動かす

 

 

 




部下ができたら楽になると思うなかれ


上司の仕事は「部下に働いてもらうこと」です。決して、「上司の仕事を部下にやってもらうこと」ではありません。

まずはこの点を抑えてください。


本書では、面白い例えがあるので紹介します。

上司と部下の関係を身体でたとえるなら、上司は神経、部下は筋肉だ。筋肉は運動のために伸縮するのが仕事。神経はいつ伸び、いつ縮むべきかを指令するのが仕事だ。



部下の仕事は、基本的には筋肉のたとえと同じで、単機能であると言います。筋肉(部下)が伸び縮みを適切に行うには、神経(上司)の適切な指示が欠かせませんよね。

また、部下がしっかり働くには、上司もしっかり働かなければなりません。


「部下に働いてもらう」という上司の仕事をしっかりとこなすのが、上司のつとめだ。



つまり、部下ができたから上司の自分は楽ができる、なんて考えていたら大間違いです。むしろ、部下を育成・管理しなければいけないので、苦労が増えるというのが、本当のところでしょう。




上司は部下よりも無能で構わない


上司になったのだから自分が平社員でいた時よりもずっと頑張らなければ、とつい気を張っていまう人がいるが、そこはもう少し肩の力を抜いて、考え方を変えた方が良い、と篠原さんは言います。


というのも、仕事の仕方が上司と部下では全然違っているからだとか。


上司の仕事は、部下が持っている潜在能力をできる限り引き出し、仕事の上で発揮してもらうことだ。そのために雑用をこなし、部下が高いパフォーマンスを発揮できるようにお膳立てする。上司の仕事は、部下が仕事をしやすいようにお膳立てする雑用係だ、と言ってもよい。



プロ野球の世界でも、「名選手、必ずしも名監督ならず」と言われたりします。

つまり、名監督になるには優れた選手になるのとは別の能力が求められるのです。


その別の能力というのが、部下のパフォーマンスを引き上げる力です。




威厳はなくて構わない


「部下に尊敬されなければ」「部下がビシッと言うことを聞く厳格な上司でなければ」と気負っている人もいるのではないでしょうか。


しかし、篠原さん曰く、そう言う人が部下を指示待ち人間にしてしまいがちのようです。

「できない」を「できる」に変える快感をできる限り促せば、人間はどんどん学びたくなるし、働きたくもなる。


この考えは、子どもでも大人でも同じです。

給料の減額やクビにすることをチラつかせるなど、恐怖で支配すると言う方法があるが、これがいいと思いますか?


よく考えると、恐怖で支配するといった方法は、体育会系やスパルタ式、軍隊式と呼ばれるやり方で、現代で考えるとかなり時代遅れですよね。


また、人を恐怖で支配し叱責で動かす方法は「考えない人」を生み出す方法です。独裁政治をするために考えた政策の一つでありますからね。そんな方法が現在に通用するわけありません。


つまるところ、部下が自発的に行動するように持っていかなければなりません。




部下に答えを教えるなかれ


部下に答えを細かく教えてしまう上司が多く存在するでしょう。しかし、あまりに丁寧に教えていますと、「指示待ち人間」を生み出すことになってしまう、と言います。


ではどうすれば良いのでしょうか?

先ほども言ったように、上司の仕事は、部下の意欲を引き出すことです。


部下が仕事に熱意を持ち、注意力を高め、初歩的なミスがどんどん減っていくように指導するにはむしろ、「何を教えないか」を意識したほうがよい。



教えすぎて、部下の情熱を奪ってしまわないように気をつけましょう。


「できない」ことが「できる」に変わった瞬間、あなたは強い達成感を覚えたはずだ。その達成感、自己効力感を、部下にいかに味わってもらうか、ということに考え方をシフトさせてみよう。


人間は、この体験をすることで成長できるのです。達成感・自己効力感を味合わせるように工夫しましょう。

 



部下のモチベーションを上げようとするなかれ


先ほどから、上司の仕事は、部下のパフォーマンスを上げることだと再三言っているが、モチベーションを上げようとする上司の働きかけは、失敗することが多いと言います。


それは一体なぜでしょうか?


部下のモチベーションを直接引き上げようとするより、モチベーションを下げてしまう要因を除去することに努力したほうがよい。そうすれば、意欲は勝手に湧いてくる。



ここでのポイントとしては、子育てのように、部下の成長を見守ると言うことのようです。

この考えはお金がないと困っている人にも言えると思います。収入を増やすことは簡単ではありません。でも、毎月払っている固定費を削減することはできるはずです。

我々がすべきことは、部下のモチベーションを下げるものを排除することです。




部下を指示なしで動かす


上司がよかれと思って、失敗しないように先回りして細かく指示を出してしまうと、どうしても「やらされている感(受動感)」が強くなってしまうのです。


こうなると、「指示待ち人間」の一丁上がりです。


それを避けるには、指示ではなく、質問形式で部下に尋ねるのが良いと言います。


質問形式の良いところは、次の3つです。


①なぜ問題だと考えるのか、質問の前提として理由(あるいは情報)を伝えることができる。
②何かしら答えをひねり出さなければならないので、「能動性」を部下から引き出すことができる。
③自分の頭で考えたりすることで、記憶がしっかり刻まれる。


自分で出した答えは、納得感が得られやすいのはもちろんのことですが、さらに自己効力感も得られやすいと言います。部下に考えさせる時間も作ってくださいね。


今回紹介した、6つの教訓を意識するだけで、部下の意識が大きく変化すると思います。ぜひ試してみてください。

本書ではもっと詳しく書かれていますので、書籍『自分の頭で考えて動く部下の育て方 上司1年生の教科書』を手にとってみてください。



 

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