数値化仕事術の7つの基本ポイント!『孫社長にたたきこまれたすごい「数値化」仕事術』

数値化仕事術の7つの基本ポイント!『孫社長にたたきこまれたすごい「数値化」仕事術』

数値化仕事術の7つの基本ポイントを紹介!ソフトバンクの強さの秘密?


ビジネスでは数字が必要ということは、すでに多くの方が周知のことだと思います。「数字で(根拠を)示せ」「数字(成果)を出せ」などとプレッシャーをかけられているかもしれません。

三木 雄信さんは、ソフトバンクに転職してから孫正義社長のもとで嫌という程に、数字を出すことが癖になったようです。

今回紹介する書籍は、三木 雄信さんの著書『孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術』です。

その名の通り、孫社長から身につけた「数値化仕事術」が紹介されています。なんと、数字が苦手な人ほど効果があるようです。それほど難しいことではありません。数字の使い方というよりは意識の問題かもしれません。

数値化仕事術を身につけることができれば、あなたの仕事のやり方も生み出す成果も、今までとは大きく変わっていくでしょう。




 

 

目次

 

  1. 数字は、「与えられたもの」だはなく、自分で「取りにいくもの」

  2. 数値化の目的は、「どうだったか」ではなく「どうするか」

  3.  数値化のファーストステップは「分ける」。数える前にまず分けろ!

  4. 問題のありかが見えてきたら、さらに細かく分けて計測してみる

  5. 数値化のゴールは、現実の問題を「数式で表す」こと

  6. 数値化したら、あとはPDCAを高速で回し続ける

  7. 問題解決後も数字でチェックを続け、環境変化にいち早く気づく

 

 

 

 

 

 

① 数字は、「与えられたもの」だはなく、
自分で「取りにいくもの」


多くのビジネスパーソンが問題を数値化することを行なっていると思っているようです。しかし、その数字は他人から与えられたものではありませんか?

他人が集めた数字が全くもって悪いわけではないはずですが、自分の目の前にある課題を解決することには、認識が一致していなければいけません。

本書では以下のように言っています。

個人が直面している問題を、上司や他部署の人間が正確に理解することはまずありません。


現場を把握する機会がなければ、現状を把握できないですよね。正しい問題設定だってできないはずです。当たり前ですが、その問題を解決するために役立つ数字を集めることもできません。

つまり、自分の問題を解決するためには、自分の手で作り上げなければいけません。必要な数字を計測し、分析して、「数値」という道具に仕立て上げていきましょう。

受け身ではなく、能動的に自らが動いて、数字を取りに行きましょう。

よって、まずは「自分で数値化するんだ」という強い意志を持つこと。  それが数値化仕事術を実践する第一歩です。




② 数値化の目的は、
「どうだったか」ではなく「どうするか」


ソフトバンクでは、単なる結果報告は許されないのだとか。孫社長は次のように言うそうです。

「『どうだったか』はいい。『どうするか』を話せ」  


要するに、過去のことではなく、未来の話をしろと言うことでしょうね。

数値化をする目的は、次のアクションにつなげることです。もちろん過去の分析は必要ですが、それはあくまで「次はどうするか」の意思決定をするための材料でしかありません。言い換えれば、「未来=次のアクション」につながらない数値化は、意味がない ということです。


「未来=次のアクション」これは、仕事をするすべての人が意識すべきであるポイントではないでしょうか。とくに、上司やマネジメントの立場にいる人は、なおさら忘れてはいけないですね。


数値化は、過去を振り返って満足するためでも、誰かを悪者にするためでもなく、未来を作るためのものである。


このことを肝に命じておきましょう。




③ 数値化のファーストステップは「分ける」。
数える前にまず分けろ!


数値化の大切さは、これまででわかったかと思います。しかし、具体的にはどのように数字を取ればいいのかわからないですよね。このような疑問にも答えてくれています。

まず最初にやるべきことは、「分ける」ことに決まっているようです。分けなければ、必要な数字を計測することはできないのです。

「数える前に、分けろ」   これが数値化仕事術の鉄則 です。 


その分け方も、種類別やジャンル別だけではなく、「プロセス」で分けることも、問題解決につながる有効な手段なようです。

「まずは分ける」を実践すれば、数値化のヒントが見えてきます。とりあえずはざっくりした分け方で構わないので、目に前の事象を分ける作業に取り掛かりましょう。




④ 問題のありかが見えてきたら、
さらに細かく分けて計測してみる


ざっくりと分ける作業をすると、問題のありかが見てくるはずです。次は、さらに細かく分けて数字を計測してみましょう。

このようにすると、問題解決にまた一歩近づくことが多いみたいです。「どの数字を計測しようか」と迷っている暇があれば、とにかく手を動かしましょう。これは数値化だけでなく、生活そのものにも言えますね。

「ここに原因がありそうだ」と言うポイントを見つけ、仮説でいいので立ててみましょう。あとはそれを検証するために実行していくだけです。




⑤ 数値化のゴールは、現実の問題を「数式で表す」こと


繰り返しになりますが、数字をただ集めただけでは意味がありません。「データ」というのは、ただに数字に過ぎないものです。その数字を分析しなければ意味がありませんよ。

大事なのは、データを「構造化」して、「インフォメーション(情報)」や「ナレッジ(知識)」にすること です。


日本ではまだあまり聞くことが少ない横文字ですよね。

インフォメーションとは、「データを整理し、解釈や意味を持たせたもの」です。


つまり、「どういう意味か?」に答えられるのが、インフォメーションということになります。

単なる「データ」を「インフォメーション」や「ナレッジ」にブラッシュアップし、現実のモヤモヤした事象を意味のある数値に置き換え、次のアクションにつなげて目標を達成する。


ここまでやっと、数値化と言えるのだそうです。

先ほど、数値化というのは、未来を描くことだと言いました。つまり、数値化するメリットは、「予測値が出せる」ということでもあります。当てずっぽうや勘ではない、確率の高い確かなアクションを取ることが可能になるのです。

「未来を予測できる」というのは、ビジネスにおいて最強の武器になります。ですから、数式で表すという習慣を身につけましょう。




⑥ 数値化したら、あとはPDCAを高速で回し続ける


いくら数字を使って分析しても、行動に移さなければ何の成果も生まれません。

何より重要なのは、数値化して目標や計画を立てたら、まず実行してみることです。そして、実行の結果を数値で計測し、検証します。まだ問題が解決しないのであれば、別の解決策を実行します。

このようにPDCAサイクルを高速で回し続けることが、最短でゴールに到達する方法なんだと言います。


「数値化仕事術」をPDCAに当てはめる例を紹介してくれています。

P(計画):問題を数式で構造化し、それぞれの数字の関係を理解し、計画を立案する。
D(実行):計画を実行する。
C(検証):計画と実行の差異を分析し、何が問題なのかを優先順位をつけて把握する。
A(改善):改善策を実行する。


ソフトバンクでは、「D」が「P」より先に来たり、あるいは「P」と「D」を同時に進行することもよくあるようです。

さらにソフトバンクでは、「早く失敗したほうがいい」と考えるようです。

大事なのは、結果が成功か失敗かではなく、「できるだけ早く計画との差異を知ること」だからです。


ついつい失敗しないように物事を進めようとしてしまいますが、のちの成長に必要なことだということを理解すべきですね。とくに、「P」の計画段階に時間をかけすぎて行動に移せていない人は多いんじゃないでしょうか?それではせっかくいいアイデアを思いついても、モタモタしているうちの先を越されてはおしまいです。


数値化を数値化で終わらせず、必ず迅速な実行とセットにし、あとは高速なPDCAを回していきましょう。ソフトバンクの強さの秘密はまさしくこれが出来ているからですよ。




⑦ 問題解決後も数字でチェックを続け、環境変化にいち早く気づく


見事に数値化して、問題を解決しても、そこが最終のゴールではないようです。

なぜなら、仕事をしていれば、また新たな問題が発生しますよね。ここで得た数式も時代に即して柔軟な変化が求められます。これが出来なければ、当然ですが、衰退してしまいます。

環境の変化にいち早く気づくことができるのも、数値化仕事術のメリットの一つなんだとか。

それも数字を毎日チェックしているからこそ、できることかもしれません。


数値化を一時の問題解決だけに使うのではなく、日々の習慣にすること。  これがビジネスで勝ち続けるための唯一の方法と言っていいでしょう。

 

 

 

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