マンガ家三田紀房流の「成功の方程式」『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論』

マンガ家三田紀房流の「成功の方程式」『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論』

徹夜・残業なしで、2倍の仕事をする方法


漫画家といえば、締め切りに追われ、激務で大変なイメージを持っているかと思います。

しかし、『ドラゴン桜』や『クロカン』などの作者である三田紀房さんは、そんなことは一切ないと言います。

三田さんの持論は「徹夜はしない。でも締め切りは守る」「企画を考えない」「漫画家になったのはお金のため」なんだとか。


今回紹介する書籍は、『徹夜しないで人の2倍仕事をする技術三田流マンガ論 ─三田紀房流マンガ論─ 』です。

漫画家だけでなく、全てのビジネスマンに効果的な「成功の方程式」を教えてくれています。

 

 

 

 

目次

 

  1. 自己満足に時間をかけるのはムダでしかない

  2. 練習なんていらないからとにかくやってみる

  3. できる限り小さな視点で企画を考える

  4. 異なるものを組み合わせてると個性が生まれる

  5. 面白いネタはそこらじゅうに転がっている

 

 

 

 

 

 

自己満足に時間をかけるのはムダでしかない


強力な構成があれば、ストーリーは勝手に動いていきます。無理にキャラクターを増やし過ぎたり、コマ割りに凝ったりするのも、遅れの原因になるでしょう。

シンプルな方が読みやすく、時代に左右されない、と三田さんは言います。

読者のニーズとは関係のない「単なる自己満足」のために複雑な手法に手を出して、時間をかけるのはムダなことだ。自信を持てないことには、最初から手を出さない。迷う要因になりそうなことを排除する。


三田さんは、この2つを守り続けているため、一度もネームにつまづいたことがないようです。

かっこよく見えたり、才能をひけらかすよりも、毎日店を開けて開業する方が需要ではないでしょうか?

商売の原則として、まず店を開けて商品を並べること。そうして初めて、客が来て評価をしてくれる。

 

 

 

練習なんていらないからとにかくやってみる


三田さんは、30歳になって、初めて新人賞に応募して入選を果たしたことで、漫画家としての人生はスタートしたんだとか。

いきなり入賞なんて、才能があったから、と我々は思うかもしれません。しかし、漫画家を始め、クリエイターは世間の人たちが思っているほど、敷居の高い職業ではないと言います。

中には、まぎれもない天才もいるはずですが、業界の裾野を支えているのは、その他大勢の「ふつうの人」ではあるはずです。

よくよく考えていれば、本や映画の感想・レビューをするときに、平気で「つまらない」と言ってはいませんか?これはつまり、「自分でもこのくらい作れる」ということではないでしょうか?

思うに、「何かを始めるには練習が必要」と考える人たちが多過ぎるのではないか。


練習よりも実践の方がよっぽどで成長させてくれるはずです。

四の五の言わず、行動しましょう。いくら練習を重ねても、作品を作って公開しないことには、世間は何の評価もできないし、一銭の価値だって生まれませんよ。

 人が作ったものに文句を言うことができるなら、自分でやってみればいい。  世の中、「やったやつ」がエライのである。

 

 

 

できる限り小さな視点で企画を考える


漫画家になるのは狭き門だと思っている人が多いと思います。ですが実際は、常に新人を募集しているし、チャンスはいくらでもあるんだとか。入り口は常にオープンなんです。

その分、途中で切られることもあるでしょう。とくに漫画家は人気商売であるため、売れなくなれば、連載が持てなくなれば、終わりというリスクに常にあります。

漫画を描き続けるために必要なのが、「編集者が乗ってくる面白い企画を立てること」だと言います。


その面白い企画の考え方に「針の穴」理論といものがあるんだとか。

私の場合は、「針の穴」理論を使う。大風呂敷を広げるのではなく、針の穴くらい狭いところにテーマを絞り込んで、企画を考えるのだ。『アルキメデスの大戦』では、「戦艦大和の建造費って、いくらかかったのだろう」というところから始めた。第二次世界大戦に関わる膨大な史実の中から、ただ1点、「戦艦大和の建造費」だけを抽出したのである。

 

 

 

異なるものを組み合わせてると個性が生まれる


三田さんが、企画を立てるときに意識しているのが、「要素を掛け合わせる」ことなんだとか。

例えば、『ドラゴン桜』は「受験競争」をテーマに、スポ根要素を組み合わせていますよね。

最大限、離れている2つのものを組み合わせる。2つの間にギャップがあればあるほど、マンガに強烈な個性が生まれる。そして、その個性に読者は惹かれるのだ。


ただし、注意があって、意外性やギャップが決して「現実的にありえないこと」であってはいけません。あくまで「あり得る話」程度にとどめておくことがポイントです。

あまりに現実から飛躍した内容でなければ、読者はついていけなくなってしまいます。


基本を外さず、繰り返し実践して応用を重ねることで、強い個性をもつ企画を立てることができるのだ。

 

 

 

面白いネタはそこらじゅうに転がっている


面白いネタは身の回りにたくさんあります。人と話をしていても、テレビを見ていても、色々なネタが転がっているのです。

面白いネタがあれば、すぐに書いてみましょう。四六時中、「何かあったらマンガにネタにしよう」と思っていれば、アイデアを出しことは決して難しいことではないはずです。

漫画家の寿命を一番縮めるのが、アイデアを考えようと努力すること。そうやって何も思いつかないまま3日も経つと、自分の能力を疑い始める。クリエイターにとって最もよくないのが、自分を疑うことだ。そこから自信をなくすと、ガタガタと崩れていく。


悩む暇があれば、見たこと聞いたことをすぐにアイデアとして取り組んでみましょう。そうすれば、現金化することができるかもしれません。

 

 

 

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