現代にも生きる「孫子の兵法」
「孫子の兵法」名前は聞いたことがあるという人は多いのではないでしょうか。
ただの昔の書物ではありません。
武田信玄やナポレオン、毛沢東が活用したのはもちろんのこと、現代では、ビルゲイツに孫正義、野村克也、などそうそうたる有名人が『孫子』を学んだと言っています。
それくらい『孫子』は必読書と言えるでしょう。
本書ではそんな「孫子の兵法」のエッセンスを漫画を通して学ぶことができる『マンガ 齋藤孝が教える「孫子の兵法」の活かし方』を紹介します。
中でも3つのポイントに分けて紹介します。
目次
「孫子の兵法」はなぜ仕事に役立つの?
現在では、スピード感が求められ、現場の人間が自ら考えて動かなくてはいけない時代になっています。
一人ひとりが『孫子』にある将軍として戦わなくてはいけないと言います。
現代にも当てはまる5つの特徴
①中間管理職のノウハウが満載!
②時間の大切さを学べえる
③交渉術が身に付く
④仕事のストレスを減らす
⑤正しい決断を下せるようになる
本来は戦争に勝つための兵法ですが、読んだ人の応用次第で、現代にも活用できます。
入社したての若手から、管理職まで使える戦略、考え方など、仕事に役立つ論理的な思考力を身につけることができるのです。
古典的名著ではありますが、今でも全く色褪せないですね。それに加えて本書は、齋藤孝さんの解説付きで、さらに漫画でわかりやすく解説しています。はじめて孫子を読む人におすすめの1冊です。
自分をリーダーだと思って行動する!
将とは、智・信・仁・勇・厳なり。
智・・・物事を明察できる知力
信・・・部下からの信頼
仁・・・部下を思いやる慈しみの心
勇・・・困難にくじけない勇気
厳・・・軍律を維持する厳格さ
新人であろうが、平社員であろうが、自分をリーダーだと思って行動しよう。
そう思えば、主体的に行動ができますよね。さらに積極的に挑戦できるようになるのではと考えます。
いきなり、上司になって、部下ができた時に困ってしまうのは、このせいではないでしょうか。はじめからリーダーだと思っていればそこまで困惑することはないでしょう。
それには5つのスキルを併せ持った将になる必要があります。自分が戦国時代の将であるかのようにビジネスで勝負しましょう。この意識だけでも成長速度が周りとは違ってくるはずです。
リーダーにあるがちな5つの危険
①猪突猛進タイプ(自信過剰)
②責任逃れタイプ
③癇癪持ちタイプ(理不尽なことで怒る)
④堅物タイプ(融通の利かない)
⑤優しいだけタイプ(部下の顔色をうかがう)
ひとつの性格に凝り固まってしまうと足元をすくわれてしまう、ということを肝に命じておきましょう。
どれか一つのタイプだけに固まってはいないでしょうか?もちろん性格面もあるのでしょうが、情けない上司にはなりたくないものですよね。
つまり、リーダーは臨機応変にキャラクターを使い分ける器用さと、人としての厚みが求められるのです。
ただ空回りしすぎるのも良くないです。理想は部下が自主的に動けるテームです。詳しくは下記の記事で解説しています。
さらにコミュニケーションを円滑に回すためにも、あだ名で呼び合うなどの工夫もいいかもしれません。
まとめ
「孫子の兵法」は、現代のビジネスにも大いに活用できます。当時の戦は、現代における「ビジネス」です。戦い方、生き方が学べるはずです。ぜひオススメです。
今うまくことが進んでいないという人は、一度「孫子」の手を借りてみてはいかがでしょうか?新しい道が開けるかもしれません。