『四つ話のクローバー』に学ぶ4つの大切なこととは!?【水野敬也】

『四つ話のクローバー』に学ぶ4つの大切なこととは!?【水野敬也】

落ち込んでいる人ほど、読んでほしい4つの不思議なお話


四葉のクローバーを見つけると幸福になれると言いますよね。僕も昔、必死になって探した思い出があります。

今回紹介する書籍は、水野敬也さんの著書『四つ話のクローバー』です。笑いあり、感動ありで、幸せになるヒントが学べます。一つ一つの話が短くて、短編小説が4つあるみたいで読みやすいです。

水野さんは、こんな話も書けるのかと驚きました。天才じゃないかと思ってしまったほど、素晴らしい作品です。ぜひオススメです。

 

 

 

 

目次

 

  1. どうしたら頑張れるかに目を向ける

  2. 「欲望」と「感謝」の心

  3. 「共感力」

  4. 「生きる」ということ

 

 

 

 

 

どうしたら頑張れるかに目を向ける


深沢会長が教えてくれた成功法則は、たった一言『頑張る』だった。

この世界に存在するたった一つの成功法則が、「頑張る」という当たり前のことでちょっと拍子抜けしたかもしれない。どれだけ頑張って努力しても、才能や天才にはかなわない。そう思っている人ほど、深沢会長の次の言葉を読んでほしい。

「まあ、世の中の人たちにとって、天才とは存在する者というより『存在してくれなければ困る者』なのだろう。天才とは努力の結果必ず至るものだとするなら、みんなは凡人ではなく『ただ頑張ってないだけの人』になってしまうからな。ヒヒン!」


このように、ただできないことを言い訳しているだけかもしれない。「誰にも負けないほど、何か努力してきたことはあるのか?」と問うと、ほとんどの人はNoと答えるはず。

中には、努力することも才能の一つだという人もいるかもしれない。確かに我々人間は、「他人よりも楽をして他人よりも優れた結果を手に入れたい」ものです。みんな「簡単」「楽」という言葉が大好きですよね。


「私が言っているのは、頑張らずに成功しようとするのではなく、『どうしたら頑張れるか』に目を向けなさいということなのだ」


今まで頑張ったことがないという人もいるでしょう。僕も少し前までそうでしたから恥じる必要はありません。しかし、頑張る方法があるようです。

「なぜ世の中の多くの人が、思ったように頑張ることができないのか。その理由を一言で言えば、『一人の人間の中で二つの願望がぶつかり合っている』からだ」


痩せたいと思っても、食べたいという願望とぶつかり合ってしまいます。お金を貯めようと思っても、買いたいという衝動に駆られてしまうのです。

『人間は何かを我慢することはできない』。私たち生物は、嫌なことからは逃げて、気持ち良いことに向かうようにプログラミングされている。私たちは『したいことしかできない』のだ」


だから、頑張ることにも挫折してしまうのだとか。これが我々人間のエゴというものかもしれません。しかし、それを防ぐ唯一の方法が「大きな願望で小さな願望を従わせる」ことだと言います。

君が自分で決めたことを実行できないのは、意志が弱くて誘惑に負けてしまうからではない。君が、自分の願望をきちんと育てていないからだ。もし君が、心から望む一つの願望を大きく育てれば、他の誘惑(小さな願望)に負けることは無くなるだろう」


決めた願望を想像して、ひたすらずっと考え続けるのが良いようです。この方法は、コロンブスもビル・ゲイツも使った手法なんだとか。日本では、本田圭佑さんも同じことを言っていました。

詳しくは以下の記事で解説しています。

 

「絶対してはならないのは、自分の願望にウソをつくことだ。本当はそんなことを望んでいないのに、周りから言われたとか、誰かに期待されたとかで目標を立ててはならない。繰り返すが、生物は『したいことしかできない』のだ。結局のところ、本心が望んでないウソの願望は、他の小さな願望とぶつかりあって負けてしまうことになる」


つまり、頑張るために方法は「頑張らなければならない」を「頑張りたい」に変えることであろう。この状態を自然に導いてやることを目指しましょう。


最後のこの話を聞いた主人公の言葉を引用します。

想像するのが楽しい未来があれば、そのプロセスはつらく感じなくなる。

 

 

「欲望」と「感謝」の心


舞台は年末、人気年越し番組「JHC」というのがあるそうです。「JHC」とは、ジャパン・ハッピー・クラシック『日本人はどう生きたら幸せになれるのか?』という問題に関して、様々な分野の猛者たちが熱いバトルを繰り広げる大会のようです。もちろん物語上のお話で、フィクションですよ。実際にあったら面白そうですね。

決勝戦で対決する人は、いわゆるセレブ社長である真田さんと、ドンキホーテの洋服で全身コーディネートする天海さんです。まさに対照的な2人の対決となります。

第一試合は、人間の生活において最も重要と言われる『衣・食・住』の中から、「食」について幸せ指数を競う勝負です。

真田さんは、ミシュラン三つ星の評価を受けているフレンチレストランのフルコースを用意しました。これに対して、天海さんは、ご飯に味噌汁、そしてメイン料理が子持ちししゃも2つです。圧倒的に真田さんが有利かと思われましたが、第一試合に勝者は、天海さんです。

天海さんは、食べる前に手を合わせて合唱するのはもちろんのこと、「ありがとう」と感謝を欠かせませんでした。

「『空腹は最高の調味料だ』という言葉がありますが、天海氏に言わせたら『感謝は最高の調味料だ』ということになるのでしょう。確かに感謝は想像力次第でどこまででも食べ物のおいしさを増幅させることができるわけですから、まさに究極の調味料だと言うことができます」


ただ、真田さんの高級料理も、仕事を頑張って成功させているからこそできることです。こちらも間違いなく幸福でしょう。


続いて第二試合は、『世間体』です。両者には世間の声、中でもネガティブな声だけを抽出して公表します。まるで拷問のような仕打ちです。

天海さんは、自分に向けられた批判の言葉を使って自分を見つめ直しました。さらに、その言葉をメモし、有難いと繰り返したのです。

一方、真田さんは、自分に対する批判から、ビジネスのヒントを閃きました。


そして今回の戦いでみなさんに参考にしてほしいのは、天海氏も真田氏も自分に向けられた批判の言葉を表面的に受け取らなかったという点です。天海氏はそこに『自分の成長』を、真田氏は『大衆のニーズ』を 見出しました。一見遠ざけたくなる言葉の中に、実は宝が埋まっていたというわけですね


ここでも、天海さんは『感謝』、真田さんは『ワクワク』という欲望を見出したのです。


最終試合は「舌戦」となり、口論での勝負です。お互いに一歩も譲らぬ戦いでしたが、勝者は真田さんでした。

この2つ目の話で学んだことは、「感謝」と「欲望」はどちらも重要なものだということです。誰しもが持っている感情で、人によってその比率は異なります。時代や環境も影響するでしょう。

とくに今のような平和な日本では、「感謝」することを忘れがちです。すると皮肉なことに、物質的豊かさはあっても、精神的には心が満たされないのです。国民が幸せだと感じることが少ないのもそのせいではないでしょうか?


最後に、天海さんの言葉を引用します。

人間が幸せになるために必要なものは何もありません。今、自分の持っている素晴らしいものに目を向け感謝をすること、それだけなのです。

 

 

 

「共感力」


最初にざっとこの物語のあらすじを紹介します。

目が覚めると、幽体離脱していた主人公。どうやら地縛霊になっていたようだ。ガイコツ姿の天使がやってきて、成仏や転生するためには単位が必要で、多くの地縛霊とともに授業を受けることになる。無事に主人公は最終試験に合格し、元に自分に、元の世界に戻れるのだろうか?


天使が生きる上で最も重要なヒントを教えてくれました。それは「共感」です。少し意外かもしれませんが、天使はこう言います。

「もうこれだけは絶対に覚えて来世に向かって頂きたいのです。この『共感』さえ身につけることができれば、何度人生を繰り返しても不幸になりようがありませんから」


死ぬほど嫌いな人もいるかもしれません。でも、その人にも辛いことや苦しいことはあったはずです。もし、相手の立場に立って共感できていれば、向こうも心底嫌いはなっていなかったかもしれません。

ここで、こんな風に思っているかもしれません。「相手の気持ちを共感することは、面倒だし、迷惑がられるんじゃないか?」と。

でも、決して相手のためにするわけではなくて、自分自身のためだと天使は言います。

そういう行動を取っていけば、必ず考え方が変わってきます。他人のことを自分のことのように考えられるようになるのです。そうなれば人間は、自然と他人から愛されます。仕事も人間関係も、驚くほどうまくいくようになるのです」



よく他人の立場に立てと言われますが、すごく難しいことですよね。やはり、自分で経験してみないとわからない部分もあるかと思います。

「他人の立場に立つ一番の方法は、他人の立場を経験すること」

 

 

 

「生きる」ということ


夏休み限定で設けられていた「光の動物園」。外に追い出されてしまった氷の熊の親子、熊五郎とその息子、小太郎は、なんとか生き延びようと、遊園地にある色々なアトラクションを試します。果たして生き延びることができるのでしょうか?

物語はざっとこんな感じです。ジェットコースターに、お化け屋敷、最後には残された時間も少なくなり、小太郎が希望する観覧車に乗ります。

もう2人とも死を覚悟していました。そこでの観覧車がかけた言葉を聞いてほしい。

「しかし、彼らは消えてしまうわけではない。体はばらばらになり、小さくなって土と一緒になる。草木はその土から栄養を吸収する。そして春が来ると再び緑の葉を茂らせるのだ。そしてまた、森には大勢の虫や動物たちがやって来る」


さらに優しく言いました。

「今、君たちは、自分の体が溶けて無くなってしまうと感じているかもしれない。しかし、君たちは消えているのではない。形を変えているのだ。植物も、虫も、動物も、君たちとは別のものだった。しかし、彼らは、水に変化した君たちであれば体に取り込むことができる。つまり、君たちは死を迎えることによって──植物になり、虫になり、動物になり、この世界の一部になるのだ。そして君たちと一緒になった生物も、いつかは死ぬ──つまり、他の命に形を変えることになる



「生きる」ということは、もしかしたら辛いことかもしれない。あなたは今までに、「死」を意識したことがあるだろうか?「生」と「死」はいつだって隣同士です。大切な人が亡くなった時、自分自身が事故などで怪我をしたり、病気になったりして、死を意識したことがあるかもしれません。

人によっては楽しいかもしれないし、辛いかもしれない。もしかしたら今生きているこの世界が地獄かもしれないし、天国かもしれない。

自然の原理でいうと、私たち人間は生かされています。動物や魚、植物などの生をいただいて生きています。もっと広く考えると、この地球には空気があります。

経営の神様と呼ばれる松下幸之助さんは、無限に空気があるということをもっと感謝するべきだとおっしゃっています。

詳しくは以下の記事で解説しています。

「経営の神様」ことPanasonic創業者、松下幸之助が語る3つの教えとは【UG】

 


もう死んでも悔いはない。やり残したことはない。十分生きたと自信持っていえるくらい精一杯生きてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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