水野敬也『ウケる日記』から読み解く「人生」というものについて

水野敬也『ウケる日記』から読み解く「人生」というものについて

数々の伝説を生み出してきたブログが本になって登場。


水野敬也さんといえば、『夢をかなえるゾウ』『人生はニャンとかなる』などを代表作に持つベストセラー作家です。そんな水野さんがライフワークとして書き続けているブログが、この「ウケる日記」になります。

読者から人気が高かった記事に加えて、過激すぎて当時掲載できなかった幻の話も含まれています。

今回はその中でも、自分の人生観を揺さぶってくれた話を3つ紹介します。

 

 

 

 

目次

 

  1. 「エマージェンシー理論」

  2. 自分フロンティア

  3. 批判を絶賛へ

 

 

 

 

 

「エマージェンシー理論」


日本は、毎年のように災害に見舞われます。地震や台風、津波、土砂崩れなど、自然に起こる災害は防ぎようがありません。何かあったときの備えとして、非常食を蓄えるなどの、防災準備をすることが一種のブームのようなものでメディアでも多く取り上げられていました。

この日記は、2011年東日本大震災のの直後に書かれた日記です。
当時、多くの方が不安に煽られ、困惑していました。電波も届かず、東京を出て関西に避難していく人も多くいたようです。

水野敬也さんは、この時に絶対にやっておかねばならないことがあったと言います。特に男性は必見ですよ。

■好きな女性のところへ飛んでいく


水野さんもこれが原因で別れたことがあったようです。当時付き合っていた彼女に言われたのが次の一言です。

「自分が一番そばにいてほしいときに離れてしまう人は、
これからも自分が不安になったとき、離れていくに違いない」



この経験から水野さんが気づいたことは、次の点です。

女の子という存在は、自分が不安になったとき、  
とにかく誰かにそばにいて欲しい生き物である。  
そして、そこにはどんな論理も通じず、  
必要なのは「物理的な距離のみ」である。



このときに行動によって、好きな人を振り向かせることができたかもしれないし、恋人・奥さんがいれば、これから何十年先まで続く強い信頼を得ることができたかもしれません。

恋人にかかわらず、友情だって同じです。本当の友達とは、どん底に陥ったときに助けくれる・手を差し伸べてくれる人のことを指すと思います。


大きな災害が起きたときに、現状を伝えるために報道が忙しくなり、その他のメディアはできる限り自粛します。しかし、被災位置以外は1ヶ月も経てば元どおりの日常に戻ります。これは良い側面もありますが、悪い側面も持ち合わせているのです。

僕たちはいつか死にます。「死」も突然やってくるのです。そのため今一度考える必要があるのです。

「自分はこのままでいいのか」
「たった一度の人生でやり残したことはないのか」
「やらずに後悔していることはないのか」


など、大災害を利用して、「自分の人生」を徹底的に見つめ直すべきだと言います。

自分の人生、これからについて考えてみましょう。




自分フロンティア

昔、宗教が強く信じられていたのは、海外に行く概念がなかったからだと、水野さんは予想しています。

昔の人は、わかないことが多かったので、「期待」できる領域も大きかったのではないでしょうか。今では、交通も通信も発達して、地球上で起きていることは大概わかるようになっています。だからこそ、未開拓な宇宙に期待をしてしまいます。イーロン・マスクも堀江貴文の宇宙開発に力を注いでいます。


なんと、実は、多くの人によって、まだ開発されていない、フロンティアが一つだけあると言います。

それは──「自分」です。

多くの人の中には、まだ開発されていない広大な土地が残っており、現代社会において、フロンティアは自分の「外側」ではなく「内側」にこそ探し求められるべきだと思います。


今まで嫌いだった食べ物を久しぶりに食べてみたら、美味しくてハマってしまった経験はないですか?そこにも未開拓の地があったのです。

「面白いことがないなぁ」と思う人こそ、ぜひ自分がこれまで否定したり、嫌ったりしてきた未開拓地に足を踏み出してみてはいかがでしょう。人生はきっと面白くなると思います。



批判を絶賛へ


水野さんは、前々から学校教育に大きな疑問を持っていたようです。普段の生活に役立つことがないという現実から、恋愛体育教師・水野愛也が生まれのだとか。

レオナルド・ダ・ヴィンチが残した言葉で「食欲がないのに食べると健康に悪いように、欲望を伴わない勉強は記憶を損なう」というものがありますが、これはまさにそのとおりで、学問はすべて個人の欲望につながる形で編成し直すべきだと思います。


これまで生きていた中で、クレーマーと呼ばれる人と出会ったことがあるかと思います。

クレーマーって 単なる 卑怯 者 なんですよ。  
相手が言い返せないから言ってるだけで「店員と客」という関係性を隠れ蓑 にした 「弱い者いじめ」なんですよね。


お客様は神様だと言われるくらいですから、客の方が圧倒的に立場が上なんです。立場の強い方がキレたらそれはもう一方的で、弱いものいじめになってしまいます。

ではどうすればいいのでしょうか?水野さんが出した答えが、「称賛の言葉」で満たすことです。

客がお店の人に向かって、「あなたの接客は素晴らしい」なんて言うのを聞いたことがないですよね。仮にそんなことを言ったら、新手のナンパかと思われてしまうでしょう。

しかし、海外では、ウェイトレスやホテルマンなどのサービスの良し悪しによってチップを払う文化があります。これを日本でも導入すべきだと言うわけではありません。


人には誰しもが、必ず称賛されるべき部分は存在するはずです。そう言った称賛する社会、文化を日本に作りたいと言います。


今の日本を覆っている「批判」の空気を「絶賛」で飲み込んでやりましょう。

 

 

 

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