人間形成へのファンダメンタル『こころときめくマーケティング』

人間形成へのファンダメンタル『こころときめくマーケティング』

プロフェッショナル・ビジネス・リーダーの素質


今回紹介する書籍は、村田昭治さんのこころときめくマーケティング―夢・感動そして知恵に磨きを 』です。


マーケティングとは、経営者だけのものではありません。考え方の根底にあるのは、人間のすてきな生き方をどのように自らの力で創造し、設計していくことである。と著者の村田さんは言います。


本書には、人間形成に大事な要素が詰まっています。

 

 

 

 

目次

 

  1. 枠外に生きる

  2. ぬきんでるミドルの条件

  3. ビーイングの幸せ

  4. エリートでなく好人物になる

 

 

 

 

 

枠外に生きる

 

マーケティングは枠をはずすことであり、社会を「内」に取り込むことです。「枠外に生きる」ということが、人生の魅力ではないかと思います。



「内」に生きているだけでは、自己完結型で終わってしまい、柔軟性を失います。それでは狭いコミュニティの中でしかないのです。


社内での評価が高くても社外からは全然なんてことも珍しくありません。会社でのわかりやすい縦の関係よりも、同業他社といった横の関係の方が重要ではないでしょうか。


マーケティングのものの考え方は文化の交流であり、価値観の交流であり、ジェネレーション間のものの見方がネットワーキングになっていて、そこにチャーミングなものの見方が生まれているのだと思います。



だから、内にこもる考え方では自己完結で終わってしまい、新しいものやあなたの市場価値も増えていかないのではないでしょうか。

 

 

 

ぬきんでるミドルの条件


いま元気な会社をみてみると、マーケティングの着想があるだけではなくて、それを会社のエネルギーに変えている会社が成長しています。


その力になるのが「ミドルマネジメント」、つまり部長・次長・課長といった人たちのことです。


また、このミドルマネジメントは、トップマネジメントと現場との間にて、3つの「C」と戦っています。


まず、市場や環境がcomplicated(複雑)です。単純ではない。景気ひとつとってもそうです。市場構造をとってもそうです。買い手の行動をとってもそうですね。次に、competitive(競争的社会)に生きています。そして、complex(複合的な重なり合うという状態)をつくっているということです。



まず、第一のコンプリケートに対しては、複雑な市場を分析する外部の専門家を活用しましょう。

外部専門家やコンサルタント、調査会社や広告代理店などの支援(サポーティング・ライン)が必要です。逆にいうとこれがないミドルは弱いということです。



二番目のコンペティティアに対して、ミドルマネジメントが重要なのは「アイデンティティ」だと言います。「うちの製品が」という存在感を明確にしましょう。



三番目のコンプレックスは複合的な要素がたくさん絡んでいます。これに必要なのが「バリューづくり」です。顔となる商品やサービスの値打ちやメリットを明確にし、打ち出していくのも特徴です。


ミドル・マネジメントはスピードを大切にしなければいけません。



もうひとつ重要なのが、「ステディ」です。非常によくやっていても、ちょっとしたコミュニケーションを怠ることがあるでしょう。そんなちょっとしたことで一気に信頼を失ってしまうことも珍しくありません。


ミドル・マネジメントは、スピード・アンド・ステディ、このステディさが重要です。そのステディさが、企業の安定性をつくるのです。

 

 

 

ビーイングの幸せ


人間には、それぞれグッドタイムとバッドタイムが存在するかと思います。著者の村田さんのグッドタイムは、過去の殻を引きづらないですむ時間だと言います。


では一般的にはどうでしょうか。havingでもなく、doingでもありません。

いまいちばん大きな幸せはbeingです。すてきなグッドタイムを味わう条件が続くということが、グッドタイムなのではないでしょうか。こういう時代にいまなっているかと私は思います。



beingの時代を分解してみると、ひとつはそういう「こころ」をもったということ。それから、どんな「ぐるり」に囲まれているか。


そしてここにどんな「情報」がだされるかということです。


現在に生きるうえで本当に大切なのな要因の一つに、どんな情報に接するかということが上げられるかと思います。


さらに情報には2つの種類があり、ひとつは「蓄積された知」すなわちデータによって分析された結果であり、専門的に勉強して、まとめあげて形式化された知恵です。


もうひとつは、「自然の知、体内化された体の一部になってしまっている知」です。他にもインスピレーションとも言ったりします。


人間は「学習による知識」「企業資産としての知恵」の二つによって判断するのです。

 

 

 

エリートでなく好人物になる


マーケティングの中でも、とくに学んでほしいのが「好人物」になることだと、安田さんは言います。優秀な人材やエリートというのは、学習の成果です。


それだけではリーダーにはなれません。「好人物」こそ、リーダーになれるのです。


好人物というのは、どこにどういう専門家がいるのかということを知っている人のことです。これがなぜいいかというと、的確に配役を決めたり、うまくまとめていくのが、上に立つものの役目だからです。


そう考えていくと、これからは「会社人間」であるよりも「社交人間」であることのほうが大事なのかもしれません。


人見知りするうちはマーケティングにはならない。自分の強い面をひとつももっていないと人見知りしてしまうものだ、

 

 

 

 

 

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