人生を思い通りにコントロールする「いい質問」とは?

人生を思い通りにコントロールする「いい質問」とは?

悪用NG!気鋭の弁護士が教える究極の質問術


今回紹介する書籍は、「いい質問」が人を動かす』です。

「質問」には人を動かす「力」がある!


こう強く言い切るのは、著者の谷原誠さんです。谷原さんは、20年以上の弁護士経験もある「いい質問」のプロフェッショナルです。


ちなみに本書で定義するいい質問とは、「一瞬で相手の心を掴み、人を動かすもの」のことを言います。


相手のこともそうですが、まずは「いい質問」を使って自分自身をうまくコントロールしていきましょう。

 

 

 

 

目次

 

  1. 質問が人を動かすわけ

  2. 質問のシナリオを作る

  3. 質問を始める前にチェックすべきポイント

  4. 7つのフィードバッククエスチョン

 

 

 

質問が人を動かすわけ


「なぜ、いま質問する力が求められていると思いますか?」こう聞かれると、「なぜ求められているのだろう?」と考えてしまうでしょう。実は、そう考えてしまうことこそが質問の力なのです。

質問は、相手を強制的に特定の方向で考えさせる力を持っています。


つまり、質問力を身につけることができると、人生を思い通りにコントロールすることができると言えます。


近代物理学の祖であるニュートンは、自分に対してこう質問しました。「なぜリンゴは落ちるのか?」その結果、万有引力を発見し、物理学に大きな進歩をもたらしました。


自動車王フォードも自分へのある質問をきっかけにベルトコンベヤー式の自動車組み立て方式を発案し、大量生産を可能にしました。それが、「人間が移送するのではなく、車が移動することはできないか?」という質問です。


発明王アインシュタインも、以下のように発言しています。

「大切なことは質問をやめないことだ」


これまで人類は、質問を発し、その答えを求めることにより、文明を発展させたり、便利な世の中へと変貌していっているのです。


それほどにも「質問の力」というのは偉大なものであります。


デール・カーネギーさんの著書『人を動かす』にも、質問の重要性が書かれています。

「人間は自尊心のかたまりです。 人間は、他人から言われたことには従いたくないが、自分で思いついたことには喜んで従います。だから、人を動かすには命令してはいけません。自分で思いつかせればよいのです」

 

 

 

質問のシナリオを作る


質問の力によって、人をその気にさせ、動かすには、「まず感情を動かし、その後、理性で正当化させできるようにしてあげる」ことが必要だというのが、先ほどの章で学んだことです。


さらに、より強力に人を動かしていくには、「質問のシナリオを作る」ことが必要となります。


なぜなら、人を動かすには、人が実際に行動するまでにたどる思考を史実に体験させてゆくことが必要だからです。


順番も大事なカギとなり、順番が狂ってしまうと、人を動かせなくなってしまいます。

人を動かすための質問をする際には、相手が動かざるを得なくなるような「質問のシナリオ」を作り、そのシナリオ通りに質問を続けてゆく必要があります。


「シナリオ作り」と言えば、難しく感じるかもしれませんが、そんなことはありません。たとえば、Lineのメッセージ機能を使って相手に質問を送ったときに、相手がどういう回答を送ってくるか、ある程度予測していませんか?


さらに、回答を「Yes」「No」で答えられるようなクローズなクエスチョンを利用するのも効果的です。

人を動かそうと思ったら、こちらの望むような道順で思考してもらうように質問のシナリオを作成しておくことです。その際に「質問が思考を強制する」という機能が最大限に発揮されるのです。

 

 

 

質問を始める前にチェックすべきポイント


質問をする前に、最低限押さえておかなければならないことが4つあります。

①何を目的として質問するか
②相手は質問するのに最適な人物か
③質問に適したタイミングはいつか
④質問は最適か、他にもっと良い質問はないか


それでは、一つずつ順番に解説していきます。


①何を目的として質問するか

1 思いのままに情報を得る
2 人に好かれる
3 人をその気にさせる
4 人を育てる
5 議論に強くなる
6 自分をコントロールする


質問をするときは、この6つの力のうち、何を目的とするかを明確にしておくことが必要です。当然ですが、目的によって質問の意図や仕方が異なります。


だからこそ、質問を始める前には、「何のために質問するのか?」と自分に問いかけ、その答えを明確にしてから相手に質問を投げかけようとしましょう。



②相手は質問するのに最適な人物か

目的がハッキリすれば、次は誰に質問するか?という問題です。質問をするときは、「誰に質問をすると、もっとも望ましい情報が得られるか?」をしっかりと考えた上で質問をする相手を選びましょう。


③質問に適したタイミングはいつか

タイミングというのも重要なポイントの一つです。忙しく時間的余裕がない人に質問をしても、こちらが求めるような十分な情報を与えてくれない可能性が高く、最悪の場合、質問すらもきいてくれないかもしれません。

相手も置かれた状況にも、配慮することを忘れてはいけません。


④質問は最適か、他にもっと良い質問はないか

質問の仕方を十分考える必要があります。最適な質問を選び出す作業は一瞬のうちに行わなければならないですし、容易ではありません。

訓練する必要があると思います。

著者の谷原さんは、質問する内容を決めた後に、「この質問よりも、もっとも適切な質問はないだろうか?」と自分に質問して、質問をくり直すと言います。

 

 

 

7つのフィードバッククエスチョン


著者の谷原さんは、弁護士を20年以上経験されています。それでもいまだに証人尋問の際は緊張してしまうようです。


そんななか、意識的に行っているのが、証人尋問が終わった後のフィードバックだと言います。反省とも言えますが、主に次の7つがあります。

1 よくできた点は何か。
2 それはなぜうまくいったのか。
3 今後も続けた方がよいことは何か。
4 うまくいかなかった点は何か。
5 それはなぜうまくいかなかったのか。
6 今後やめた方がよいことは何か。
7 今後改善すべき点はどこか。


もちろん、これらが有効なのは証人尋問だけではありません。プレゼンや営業などの交渉ごとの後にも、フィードバックを行いましょう。


プライベートの電話でも同じことが言えます。


私たち人間には、多数のクセが存在します。弱いところ、短所もあるでしょう。これらは、自分で強く意識して取り組まなければ改善することはありません。

改善方法の一つとして、先ほど紹介した7つのフィードバッククエスチョンが有工場手段になるのです。


漠然と日々を過ごしている人と、日々フィードバックを繰り返している人とでは、1年後に大きな差がついているでしょう。


もちろん、他人に聞いて評価してもらうことが効果的ですが、自問自答することでもOKです。


自分の欠点に立ち向かい、それを克服するように努力しましょう。必ず成長するはずです。

 

 

 

 

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