インパクトが大きく学びも多い仕事を!『がんばらない働き方』に学ぶGoogle流仕事術

インパクトが大きく学びも多い仕事を!『がんばらない働き方』に学ぶGoogle流仕事術

“10X”10倍の成果だって夢じゃない。Google流仕事術を紹介


日本人は「がんばらなきゃ」と、突っ走っている人が多いように思います。

もしかしたら、あなたのその“がんばり”は逆効果かもしれません。

というのも科学技術が発展し、手を動かすだけで終わるような単純な作業はITによる自動化やアウトソーシングによって、どんどん効率化されています。

今後もAIによって自分の仕事が替えられるときも来るでしょう。がんばりさえすれば評価される時代はもう終わったのです。

これからの時代をリードするのは、もっと主体的に働き、学び続け、成長し続ける人です。ゼロから新しい価値を生み出し、自分にしかできない仕事をつくり出し、「社会にインパクトを与えるような仕事をする」という大きなミッションと情熱を持つ人です。



こう教えてくれるのは、元Google人材育成統括部長だったピョートル・フェリクス・グジバチさんです。


今回紹介するのは、そんなピョートルさんの書籍『ゼロから“イチ”を生み出せる! がんばらない働き方』です。


グーグル流の「がんばらない働き方」から、仕事の生産性を上げる仕事術まで書かれています。

 

 

 

 

目次

 

  1. 作業をこなすよりもミッションを

  2. より大事なのは「not to doリスト」

  3. 「スプリント」と休養を繰り返す

  4. 楽をするほどチャンスは大きくなる

  5. 「すぐやる」前にチェックしたいこと

  6. 「フィードフォワード」でムダな努力を予防しよう

  7. まとめ

 

 

 

 

 

 

作業をこなすよりもミッションを


具体的にどんな仕事にフォーカスするべきか、というのが課題だと言います。


著者のピョートルさんは、「他の誰かができる仕事をがんばる」を捨てて「自分にしかできない仕事」や、学びが多い仕事に集中するという方針をとっているようです。


分類すると以下のようになります。

①インパクトが大きく、学びも多い仕事
②インパクトは大きいが、学びは少ない仕事
③インパクトは小さいが、学びは多い仕事
④インパクトが小さく、学びも少ない仕事


このうち、④は極力捨てて、そこで節約できた時間を使って①を増やしていくというのが理想的です。もちろん優先すべきは①インパクトが大きく、学びも多い仕事です。


「捨てる」効果で、60倍。
既存の仕事を捨てない限りは、これほどのインパクトは望めなかったと断言できます。


実際にピョートルさんがGoogleから独立しての最高報酬額を比べると、およそ60倍になったそうです。


さらにこうした仕事の一つ一つが、自己実現につながるようにしましょう。もっというと、仕事を通じて何を実現したいのか、何をもたらしたいのか、というミッションが必要なんです。

命じられたことをただがんばるのではなく、まずミッションがあり、だからやりたい仕事があり、そのために会社という環境を使う。


こういった働き方ができるようになれば、生産性が上がるどころか、大きく人生の満足度を得られるのではないでしょうか。

とはいえ、ミッションなんてすぐには見つかりません。勤務している会社から与えられるものでもありません。ノルマとは全然違います。


自分自身の責任で見つけるしか方法はありません。


人に言われたことばかりやっていては、10年、20年とあっという間に過ぎていきます。満足のいくキャリアを歩むことができなく終わってしまいます。


自分の人生に責任を持てるのは、自分だけです。



さて、あなたのミッションは、一体何でしょうか?

 

 

 

より大事なのは「not to doリスト」


「to doリスト」といえば、タスクを管理するのによく使われるもので、みなさんも使っているのではないでしょうか。


しかし、to doリストには危険な側面があるのです。

それは「インパクトが小さく、学びも少ない」作業ばかりを書き連ねて、それを「こなそうとがんばってしまう」危険です。


ピョートルさんがこの本でもっとも伝えたいことが、そのような仕事を「捨てる」ことだと言います。


だから、ズバリいいます。to doリストはもう、捨てましょう。



「インパクトは小さく、学びも少ない」仕事はやるべきではありません。真っ先にto doリストならぬ「not to doリスト」入りにして、自分ではやらないと決めてしまいましょう。


to doリストをつくり、その日にやるべきことを整理することがいけないわけではありません。しかし、同時に「そのタスクは本当に必要か」と疑ってみるべきです。


あれもこれもすべて自分ひとりで抱え込んでがんばるというのは不可能です。to doリストが膨れ上がるばかりで、一向にタスクが減らないという人も中にはいるでしょう。


インパクトのある仕事をしたいのなら、to doリストより「not to doリスト」のほうが大切なのです。

 

 

 

「スプリント」と休養を繰り返す


何をするにしても、優先順位を考えず、降ってきた仕事に対して反射的に対応しているようだと、いつか体を壊しかねません。

自分の意思ではなく「他人に振り回されている」感覚が強くなり、精神的疲労も肉体的疲労もたまっていきます。


自分の時間をつくり、集中することがもっとも大切です。仕事をするときは仕事をする。でも休むときは休む。メリハリをつけるようにしましょう。


グーグルらしい働き方に「SPRINT(スプリント)があります。マラソンのようにずっと走り続けるのではなく、全力ダッシュと休養を繰り返すものです。


このやり方を試すと、自然と仕事に集中する時間と、休息にあてる時間を意識的に作り出すことができます。


しかし日本ではスプリントではなく、反対のマラソン型が多いように見受けられます。仕事のスピードはのんびりしていて、おまけに長時間労働も常態化しています。

これだとなかなか疲れがとれず、生産性の低下を招いてしまう可能性が高いのです。


一つのことに集中する単位は、だいたい90分くらいが目安だといいます。大学授業の一コマと一緒ですね。

その90分のうちに出したい最低限のアウトプットを決めておきましょう。そして90分ごとに小さな締め切りがやってくるイメージでやるといいでしょう。


90分間のスプリントが終わったら、その度に10〜15分程度の短い休憩をとります。

 

 

 

楽をするほどチャンスは大きくなる

 

自分の仕事にムダがないか、やらなくてもいい仕事を抱えていないか、疑ってかかる習慣を見つけましょう。そうして、非効率をなくし、大事な仕事にフォーカスをすることが大切です。


たまに、「昨日は3時間しか眠れなかった」「忙しくて休みがとれない」など、自分の仕事の忙しさやがんばっていることをアピールしてくる人がいると思います。

失礼ですが、このアピールに何の意味もありません。むしろ仕事ができないのかな、と思われても仕方ありませんよ。


暇そうに見えるのにすごい成果を挙げている人の方がずっと優秀でかっこよくないですかね。

ポジションが上がっていくにつれ、忙しくすることより、結果そのものを求められるようになることは、避けられません。



いずれにしても、忙しさ自慢やがんばっているアピールは不要です。非効率的な生産性の低い働き方をしていることを、周りに公表しているだけに過ぎないのです。


精神論も時には必要ですが、がんばればすべて解決するわけではないはずです。


がんばる前に、とりあえず落ち着いて、頭を整理してから動いてください。「がんばる」と「頭を整理する」は対照的な概念です。「がんばって頭を整理する」とは言いませんから。

 

 

 

「すぐやる」前にチェックしたいこと

 

「なるはやで」
「すぐやる」
これも、つい日本人がやってしまっていることの一つです。


すぐ行動することは、一見いいように思われますが、最初に言ったように常用度の高いタスクを遮り、あまりどうでもいいようなものに条件反射的に動いてしまうことがあるのです。


本来であれば、仕事を依頼する側が期限を設けるべきですけどね。しかし、内容や期限を理解せずに、言われると「がんばります」と引き受けてしまっていませんか?


「上司に言われたことは、絶対にやらないといけない」と思い込んでしまうのは、とても日本的な考えだそうです。


何のために上司がそう言ったのか必ず確認するようにしましょう。コミュニケーション不足も日本人の悪い癖です。


「がんばります!」「すぐやります!」で、コミュニケーションを省略してしまいます。わずかな手間を省いたばかりに、パフォーマンスを落としてしまうのです。

 

 

 

「フィードフォワード」でムダな努力を予防しよう


日本企業の多くはこれまで、プロトタイピングとは対照的な、「完璧主義」で仕事をしてきました。昔は高度経済成長もあって良かったのですが、今の時代は違います。


完璧主義はとても非効率です。


やる前のチェックを怠ることで、結果として上司のニーズとはかけ離れたアウトプットを出してしまうことになるのです。

あなたが怒られることになるかもしれませんし、何よりも無駄な時間です。


解決策は、やはりコミュニケーションです。コミュニケーションを省いて、黙って手を動かしてしまうために、あとで非効率な働きを強いられることになるのです。



と言っても難しいことではありません。焦って着手する前に、「これはどう進めたらいいですか?」と相手に聞いてから動くだけです。


このことを「フィードフォワード」と言います。

フィードバックは「過去の振り返り」を指すのに対して、フィードフォワードは、仕事をする前に「こんな問題を解決するために、どうしたらいいか」と、上司などから情報を仕入れることを言います。


その際のポイントが4つあります。

①具体的に
②私はどこで
③何を変えて
④どうすれば
仕事のレベルが上がりますか。


この4点を押さえることで、良い情報を聞き出すことができるでしょう。

 

 

 

まとめ


以上、『ゼロから“イチ”を生み出せる! がんばらない働き方』のポイントをご紹介しました。


ゴールの見えないことに頑張り続けていても意味はありません。頑張らなくてもいいんです。まずは「やらないこと」を決めて、大事なことにフォーカスすることから始めましょう。


グーグル流の働き方を取り入れげ、10倍の生産性を目指すことが夢ではありません。


生産性を上げたい人、仕事の成果をもっと上げたい人は、今の仕事のあり方を省みるためにも、ぜひ本書を手にとり読んでみてください。

 

 

 

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