伝わるスイッチ「理論編」を解説

伝わるスイッチ「理論編」を解説

わかりやすく、納得感あるように伝える技術


「伝え方には、スイッチがある」


これを言うのが、深沢真太郎さんです。彼の研修や講演はなんとリピート率100%を誇るそうです。そこには伝え方の技術が詰まっていると思います。


今回紹介する書籍は、そんな深沢さんの著書少ない言葉+ていねい+正しそうでOK! 伝わるスイッチ』です。


本書は理論編と実践編に分かれていて、ここでは理論編について詳しく解説します。

 

 

 

 

目次

 

  1. 勝負どころの伝え方=「わかりやすい」×「なるほど」

  2. 「NO」が「YES」に変わる3条件

  3. 「正しい」ではなく「正しそう」

  4. 言葉に刀を忍ばせる人、言葉に愛を込める人

 

 

 

 

 

 

勝負どころの伝え方=「わかりやすい」✖️「なるほど」

 

・まずは主張を「理解」してもらうこと
・さらに主張に「納得」してもらうこと


理解と納得について違いも踏まえておさらいしておきましょう。


理解とは読んで字の如く、理屈で解釈することです。身近な表現に置き換えれば、「わかる」となります。

一方、納得とはその内容を受け入れることで、これも身近な表現に置き換えれば「腹落ち」と言えるのではないでしょうか。


ビジネスに関わらず普通のコミュニケーションにおいても、まず相手があなたの伝えている内容を「わかる」必要があります。


しかし、わかるだけでは不十分で、先には進めません。あなたの言っていることに「腹落ち」してもらう必要もあるのです。


これを整理すると、あなたの主張が受け入れてもらえない2つのケース・種類があるのです。


・そもそも、あなたの言っていることがよくわからないから
・言っていることはわかるけど、その内容に納得感がないから



ですから、勝負どころで何かを伝える際には、この2つを達成しなければなりません。理解してもらい、かつ納得してもらう。このプロセスを意識しましょう。



勝負どころの伝え方=「わかりやすい」×「なるほど」

 

 

 

「NO」が「YES」に変わる3条件

 

相手があなたの意見に反対するのは、その伝え方が気に入らないから



どうやら私たち人間は、内容云々よりもその伝え方が気にいるかどうかが重要なんです。またその違いが、やる・やらない、YES・NO、そんな2者の違いに直結してきます。


ならば、「勝負どころ」で何をどう切り替えて伝えればいいのか。

言葉の数:少なく
話し方 :丁寧に
内容  :正しそう



勝負どころ以外のOFFの場面では、使う言葉の数など気にする必要はありません。好きなだけ赴くままに話しても大丈夫です。


しかし、「ON」の場面ではこの3つを意識しなければいけません。これだけで同じようなことを言っているのに結果が変わってくるのです。

もし「NO」を「YES」に変えたい局面があったら、ぜひこの3条件を満たす伝え方をしてみてください。



「言葉の数を少なく」「丁寧に」「正しそう」

 

 

 

「正しい」ではなく「正しそう」


「正しい」と「正しそう」は、まったく違うものだと、深沢さんは考えています。


よくあるツッコミに「信じていいの?」という問いがありますが、これに対して「YES」と断言できることなど、そもそもあり得ません。

ビジネスに正解はないですし、「絶対に正しい」と断言できることはまず不可能なはずです。


つまり、あなたの伝える内容が「正しい」かどうかは重要ではありません。「正しそう」かどうかが重要なのです。



過去の選択を振り返ってみたときに、なぜそれを選んだのかといえば、正しそうと思ったからではないでしょうか。正しかったのか間違っていたのかは、時間が経ってからわかるものです。


伝える側のあなたが「本当に正しいのだろうか?」という思考になってしまうと、正解のないビジネスの世界では何も伝えられなくなります。


これは絶対に避けなければいけません。


「ホントに?」というツッコミもよくもらうかと思います。これはあなたの伝えた内容が「正しくないから」ではなく、「正しそう」に伝わってないからです。



「正しい内容」などないと割り切る

 

 

 

言葉に刀を忍ばせる人、言葉に愛を込める人


勝負どころと聞くと、なんだか「戦い」や「ケンカ」のようなニュアンスを感じ取るかもしれません。しかし、深沢さんはそのように捉えていません。


勝負どころ=相手に「快」をプレゼントする場面



大事な勝負どころで間違えたり失敗してしまうのは、「相手を説得しよう」「論破しよう」などといった考え方をしてしまっているからです。こういった発想ではついつい攻撃的なものになってしまいます。


相手が喜ぶものを提供する。これこそ言葉に愛を込める人の行動だといえるでしょう。


これまでの理論編をまとめると、「勝負どころの伝え方」の目的は何かを説明しました。

・理解してもらうこと
・納得してもらうこと



ポイントは、「させること」ではなく、「してもらうこと」という点。それは攻撃ではなく、プレゼント行為だからです。プレゼントするのは「わかりやすい」と「なるほど」です。ぜひこれらを忘れないで意識してみてください。


「プレゼント」という発想を持つとスイッチがONになる

 

 

 

Booksカテゴリの最新記事